第2回 CMSI ポスター賞
CMSI第2回研究会は2012年1月30、31日に東北大学金属材料研究所で開催された。この研究会では、CMSIの1年間の活動が報告され、評価される。「新量子相・新物質の基礎科学」、「次世代先端デバイス科学」、「分子機能と物質変換」、「エネルギー変換」の4つの部会ごとに、合計23件の研究課題について口頭発表があった。
ポスターセッションでの発表は53件。1日目の夕方、1件あたり1分のプレゼンテーションのあと、2時間にわたって議論が交わされた。これらの発表の中から、35歳以下の若手研究者・大学院生を対象として優秀な発表にポスター賞が贈られる。今回の第2回MSIポスター賞には、「アプリケーション開発の最前線から」でも紹介した小林正人さん(早稲田大学先進理工学部:当時)による「分割統治(DC)量子化学計算プログラムの展開」、安藤康伸さん(東京大学大学院理学系研究科:当時)による「第一原理分子動力学法による固液界面の電気二重層キャパシタンスに関する研究」、渡辺宙志さん(東京大学物性研究所)による「超並列古典分子動力学法におけるシステムノイズの影響」が選ばれた。初日夜の懇親会で表彰が行われ、受賞した3人にあたたかい拍手がおくられた。