第1回CMSI若手技術交流会を開催
CMSI神戸拠点におけるイベントの第一弾として、7月7~8日、CMSIの若手研究員が計算科学研究機構に集い、技術交流会を開きました。 第1日目は、すでに「京」を試験利用している7名のCMSI若手研究者による講演が行われました。最先端の大規模計算手法と、課題解決に向けたアプローチが、コーディングする際の苦労話も交えて紹介され、参加者からはノウハウに関する質問が飛び交いました。また、石川裕・東京大学情報理工学研究科教授による招待講演「エクサスケールコンピューティングへの道程」では、すでに次のスパコンの開発が動き出していることを実感させられました。 |
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夕方からは会場を移してポスターセッション。発表者と参加者が熱く議論する姿も見られ、その議論は懇談会へと引き継がれました。たがいに初対面の若手研究員も、計算物質科学を共通のキーワードとすることで、すぐに打ち解けて語り合い、、大いに盛り上がりました。 第2日目は、川島直輝・東京大学物性研教授が「拠点研究員に期待すること」を講演しました。その後、分野振興を担う新人拠点研究員が自己紹介を兼ねて、これまでに行ってきた研究内容の発表と今後の抱負を述べるセッションが行われました。 常行真司・CMSI統括責任者からも、拠点研究員の活動内容に対しての要望が出されました。本交流会を通して、参加者全員がCMSIの活動内容や方針を再確認することができました。 本年度は、河野貴久、志田和人、米原丈博、小西優祐の4名の拠点研究員が若手技術交流会の幹事となり、第2回目以降の企画を担います。若手自らが運営する「技術交流会」。この会は、物性科学、分子科学、材料科学の分野が融合した計算物質科学の飛躍的な発展にとって重要な活動となります。 |
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