第4回CMSIポスター賞
2013年12月10~13日に開催された第4回CMSI研究会(物性研スパコン共同利用との合同)における研究発表の中から、以下の方がポスター賞各賞の受賞者に選ばれました。
■CMSIポスター賞
渡辺宙志わたなべ ひろし
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研究課題:気泡の可視化~「無い」ものを可視化する~計算結果を適切に可視化することは、物理現象の直感的な理解を助けたり、新たな現象に気づくきっかけになったりするなど重要であるが、大規模計算ではデータも大きくなるため扱いが難しい。そこで、重要な情報を失うことなく圧縮できるようにデータフォーマットを工夫し、データを軽くすることで解析、可視化を容易にした。 |
■CMSI若手奨励賞(口頭発表)
石村和也いしむら かずや
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研究課題:ナノサイズ分子の新規構造及び機能の探索─ 大規模並列計算プログラムの効率的な開発 ─大規模並列量子化学計算プログラムを開発し、京コンピュータ10万CPUコアで実証計算を行った。高い並列機能と実行性能の達成により、ナノサイズ分子の計算がルーチンワークで行えるようになった。また、分野2での開発の効率化を図るため、共通して使うことができる計算のライブラリ化とオープンソースでの公開準備を進めている。 |
■CMSIビジュアル賞(口頭発表)
矢ケ崎琢磨やがさき たくま
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研究課題:メタンハイドレートの分解過程の分子動力学計算水中のメタンハイドレートが分解すると、周囲にメタンが放出され、泡が生成する。京コンピュータを用いた解析によって、このメタンの泡がハイドレート分解を促進することが明らかになった。この機構は、ハイドレートによるエネルギー保存などの実用面で役立つ可能性がある。 |